お客様との会話で多く耳にするのが『野菜が苦手』という方が結構いらっしゃいます。
では、『野菜』を摂取するとはどういう意味があるのでしょうか?
今回はこの『野菜を摂取する』というところにクローズアップしてお話を進めていきます。
野菜はヘルシーなのか?
『野菜を摂っていれば太らない』『野菜を食べればヘルシー』なんて聞いたことありますよね?
でも果たして本当の意味で『ヘルシー』とは何なんでしょうか?
多くの方が『ヘルシー』と聞くと、『低カロリー』や『あっさり』『さっぱり』とかイメージした食物を想像しがちです。
しかし、本当の意味での『ヘルシー』は、『健康的な』や『健康に気を遣う』などという個体を指すよりも大きな枠で使うことが正しい使い方です。
では、本当に私たちにとって『野菜はヘルシー』なのでしょうか?
近年の日本の食事事情は、欧米化が進み、炭水化物や動物性脂質の過剰摂取が問題とされており、その結果『野菜』というところに着目した資料や情報が多くあるようです。
しかし、世界に目を向けると、必ずしも『野菜の摂取』が『ヘルシー』とは言えないようです。
貧困に悩まされている多くの人々が、『野菜』メインの食事になっているのです。
毎日のように口にする食事は、『野菜』と『穀物』です。
不足しているのは、『動物性たんぱく質』と『脂質』です。
ですので、この人たちにとっては『野菜』よりも『お肉』のほうがかなり『ヘルシー』ということになるのです。
ここまで来れば、みなさんも分かっているとは思いますが、『野菜がヘルシー』と言われるのにははっきりとした原因があり、
それは『タンパク質』や『脂質』の過剰摂取が多くみられるので『野菜がヘルシー』となるわけです。
野菜を摂取する意味
では、本題にもある、なぜ『野菜を摂取する』のかということです。
『野菜の摂取』の第一目的は、やはり『栄養』です。
ビタミンやミネラル、食物繊維などカラダの構成に必要不可欠な成分が多く含まれています。
これらの多くは、ごはんやお肉と比較すると断然『野菜』に多く含まれます。
エネルギ源である炭水化物(糖質)が不足すれば体内のはたらきが低下するのは当然ですし、細胞の材料であるたんぱく質が不足すれば体液循環を促したり、カロリーを消費したりしてくれる筋肉を育てることができません。
野菜ばかりの食生活を続けると、体重はどんどん落ちていくかもしれませんが、代謝の低い太りやすい体質になる可能性があります。
便秘や肌荒れはもちろん、肌の再生も行われにくくなって、たるみやシワに悩まされる可能性も高まります。
ですので、やはり大切なことは『野菜』をやみくもに摂取するのではなく、しっかり1日3食摂るということと、この3食をバランスのいい食事に変えていくことです。