認知症予防と運動の関係|国も身体を動かすことを勧めています

「最近、物忘れが増えた気がする」。そんな変化をきっかけに、将来の認知症が気になる方もいるかもしれません。

認知症の発症にはさまざまな要因が関わります。その中で、日々の生活で見直せることの一つが運動不足です。

国は認知症予防のために運動を勧めている?

はい。厚生労働省の認知症予防に関する資料は、運動不足の改善が認知症予防に役立つ可能性を示し、高齢者が身近な場所で体操などに取り組める機会を広げる方針を掲げています。

また、厚生労働省が公開する「MCIハンドブック」では、運動習慣がある人は、ない人に比べて認知症の発症リスクが低いという研究が紹介されています。

これは「運動すれば必ず認知症を防げる」という意味ではありません。運動は、発症リスクを下げるために取り組めることの一つです。

MCIの段階から身体を動かす意味

MCI(軽度認知障害)は、認知機能に低下が見られるものの、日常生活はおおむね自立している状態です。認知症と同じではありません。

国立長寿医療研究センターは、高齢者の運動は認知機能の低下予防に有効で、認知機能が向上する可能性もあると説明しています。「今から始めても遅いのでは」と考えず、できることから取り組むことが大切です。

どんな運動から始めればいい?

添付資料では、身体を動かすこと、筋力を保つこと、身体と頭を一緒に使うことが紹介されています。

歩く・こまめに動く

ウォーキングは、日常に取り入れやすい運動です。厚生労働省の高齢者向け運動ガイドも、「今より少しでも多く身体を動かす」ことを勧めています。

筋力やバランスを意識する

立つ、歩く、階段を上るといった動作を続けるためには、筋力やバランスも大切です。国のガイドでは、高齢者に対し、筋力・バランス・柔軟性などを組み合わせた運動を勧めています。

身体を動かしながら頭も使う

資料で紹介されている「コグニサイズ」は、運動と認知課題を組み合わせる方法です。たとえば、座って足踏みをしながら数を数えるなど、安全にできる動きから始められます。

大切なのは、自分に合った形で続けること

無理な運動を一度だけ頑張るより、体力や身体の状態に合わせ、続けられる活動を生活に取り入れることが大切です。

SP-Bodyでは、一人ひとりの身体の状態や目標に合わせたパーソナルトレーニングを行っています。「何から始めればよいかわからない」という方も、まずは自分に合った身体の動かし方を見つけてみませんか?

またSP-Bodyでは、グループホームでも活動を行っています。→バナトレ

※運動は認知症の発症を必ず防ぐものでも、発症した認知症を治すものでもありません。物忘れなどが気になる場合は、医療機関にもご相談ください。