
骨盤底筋トレーニングがもたらす身体と心の変化
SP-Bodyでは、週に1回、高齢者施設にて
認知症のある高齢者の方を対象としたパーソナルトレーニングを実施しています。
「年齢が高いから仕方ない」
「認知症があるから変わらない」
そう思われがちな現場ですが、
正しい運動と関わり方によって、身体は確実に変化を見せてくれます。
骨盤底筋群トレーニングを積極的に導入
プログラムの中で特に重視しているのが、骨盤底筋群のトレーニングです
骨盤底筋は、排泄機能だけでなく
- 姿勢の安定
- 呼吸の質
- 体幹の安定
- 自律神経の働き
さらには**精神面(意欲・表情・安心感)**にも深く関わる重要な筋群です。
高齢者や認知症の方に対しても、
安全性を最優先に、段階的・個別対応でアプローチしています。
実際に見られた変化
継続的なトレーニングを行う中で、次のような変化が現れています
- 排泄機能の改善
- 姿勢が安定し、座位・立位が楽になる
- 食事動作がスムーズになり、食事スピードが向上
- 表情が明るくなった
- 自分から動こうとする場面が増えた
これらは単なる「筋力アップ」ではなく、
生活機能そのものの向上です。
筋肉は「動かせば、ちゃんと応えてくれる」
年齢や認知症の有無に関わらず、筋肉は使えば応えてくれる組織です
特に骨盤底筋は
目に見えにくい筋肉でありながら、
- 排泄
- 姿勢
- 呼吸
- 安心感
といった生活の土台を支えています。
適切な運動刺激は、
身体だけでなく「心の安定」にも良い影響を与えます。
年齢・認知症があっても、身体は変わる
SP-Bodyでは、
- 年齢
- 既往歴
- 認知機能
- 生活環境
を総合的に考慮し、「その人に今できる運動」を大切にしています。
無理に鍛えるのではなく、「できる」を積み重ねることで、
- 自信
- 意欲
- 生活の質(QOL)
を高めていくことを目指しています。
これからも「できる」を一緒に増やすために
高齢者施設でのパーソナルトレーニングは、単なる運動指導ではありません。
人と向き合い、
人生と向き合う時間でもあります。
これからもSP-Bodyは、
一人ひとりの可能性を信じ、
「できる」を一緒に増やしていきます。

